| 【増え続ける糖尿病】 |
(8)糖尿病と妊娠
血糖管理で影響少なく
−妊娠前から定期検診を−
|
このページはロボット型検索済みエンジン RSE explosionによって、2006/09/28 23:31:58に保存されたhttp://www.medical-tribune.co.jp/kenkou/tounyo-08.htmlのキャッシュデータです。
RSE explosionは、この説明文より以下のコンテンツとは関連ありません。 |
|
|
| 【増え続ける糖尿病】 |
(8)糖尿病と妊娠
血糖管理で影響少なく
−妊娠前から定期検診を−
糖尿病の女性が妊娠した場合、母胎と胎児双方にさまざまな影響のあることが知られている。ただし、血糖の管理を厳しく行うことによって、影響を少なくできる。
●35歳以上は注意
妊娠中の糖尿病には、もともと糖尿病を持っていた人が妊娠するケースのほかに、妊娠糖尿病といって妊娠中だけ糖尿病になり、分べんすると正常に戻るタイプの2つのケースがある。
妊娠中は胎盤から血糖値を上げるホルモンが分泌されるが、これは妊娠後期に特に著しい。妊娠糖尿病の人は十分にインスリンが分泌されないため、血糖値の調節がうまく行われず高血糖になってしまう。
妊娠中に高血糖の状態が続くと、妊娠中毒症、羊水過多症、早産、流産などが多くなる。また、生まれた子供にも巨大児や低出生体重児、低血糖、黄だんの発症率が高い。妊娠初期に高血糖だと奇形児の出産率が高くなる。
妊娠中は、妊娠していないときよりも低い血糖値でも尿に糖が出ることがある。逆に軽い糖尿病状態でも、尿に糖が出ないことがあり、正確には血糖検査で診断をする必要がある。
妊娠では、血しょう1デシリットル中の血糖が、
|
●20年後に発症も
妊娠中は空腹時血糖値を血しょう1デシリットル中100ミリグラム以下に、食後2時間の血糖値を120ミリグラム以下に抑えるようにする。摂取カロリー(キロカロリー)も妊娠前半期は非妊娠時標準体重(キロ)に25を掛け、それに150を足した数以内に、後半期は非妊娠時標準体重に25を掛け、それに350を足した数に抑える。それでも食後血糖値が150ミリグラムを超えるようならインスリン注射が必要となる。
妊娠中はインスリンの必要量が短期間に変化するので、妊娠中に何回か1日の血糖値の変化を測り、注射によるインスリンの量を決める。
高血糖状態が続くと末しょうの血管に障害が起こるので、腎(じん)機能や眼底の検査も行う。胎盤機能不全も起きやすいので胎児モニターも繰り返し行う。
妊娠糖尿病では分べん直後の血糖値が一度正常になるが、徐々に真性糖尿病に移行することが多い。中には20年以上たって発症することもあるので、正常になったからといって安心せず、長期間の経過観察を行う。
特に妊娠8週までの高血糖は、胎児の器官形成に与える影響が大きい。糖尿病と言われたことのない人であっても、妊娠前から定期検診を受けるようにしたい。