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水出し番茶のカテキンとポリサッカライドの
コンビネーションプレイで血糖値の急上昇を防ぐ。
糖尿病にお茶がいいということは、60年以上も も前から動物実験の結果などで報告されていました した。現在わが国においては40歳以上の人のそ10人に1人が糖尿病だという報告があります。糖尿病には遺伝的要素も強いと言われますがその発病には現代の食生活が大きく関与してい様子です。糖尿病はイニシュリンというホルモンの分泌が悪くなり、体内で糖をスムーズに代謝できなくな なり起こります。食事をして腸から血液中に吸収 収された糖質は、普通はイニシュリンの働きによって、ドンドン筋肉などの組織に取り込まれ ます。ところがイニュシリンの分泌が不足すると、血液中にブドウ糖が残ったままなってしまうのです。この状態が高血糖です。血糖が多くなるとついには尿にも糖が出てくるようになります。したがって糖尿病の人は食後急激に血糖値が上がるのを防ぐ為に、きちんと食事制限を守らなければいけません。その人のイニュシュリンの働き具合にあった量の食事をする訳です。糖尿病の食事療法は決められた食事量を守る事が基本ですが、緑茶を飲んだり、食べたりする事も補助的に多いに役立つと考えられています。緑茶成分のカテキンは糖質の消化を遅らせる働きがあるからです。消化に時間がかかれば、ブドウ糖は少しずつ血液中に吸収される事になり急激な血糖値の上昇を防ぐ事ができます。グラフ1は、三井農林食品総合研究所の原征彦所長が行った実験結果です。糖尿病マウス(遺伝的に糖尿病を起しやすいマウス)を使ってカテキンが血糖値の上昇を抑えることが確かめられています。実験はマウスを、空腹時にブドウ糖を与えたグループ(対照群)と、カテキンを与えてからブドウ糖を与えたグループに分け、ブドウ糖を与えた後の血糖値の変化を調べたものです。カテキンを与えられたマウスたちの血糖値は明らかに低く抑えられています。また1933年に京都大学の蓑和田教授は抹茶の抗糖尿病作用に関する研究を発表し抹茶からつくった糖尿病治療薬「ミノワリン錠」で特許も取得されたという歴史もあります。それから50年以上もたった1988年、富山医科大学の清水助教授がこのミノワリン錠の成分が水溶性食物繊維ポリサッカライドである事をつきとめました。この実験では、糖尿病発症薬を与えたマウスに、煎茶、玉露、番茶、紅茶をそれぞれ冷水、温水熱水で抽出した液体を飲ませて糖尿病に対する効果を調べてみたのです。この結果、冷水で抽出した番茶が最も強い効果を現しました。通常、番茶は熱いお湯でいれますが、それを水に変えるだけで血糖値を下げる働きが顕著に高まるのです。この秘密はポリサッカライドにあります。天然界にはいろいろなポリサッカライドが存在しますが、その種の成分が番茶に最も多く含まれているのです。そしてこのポリサッカライドは熱に弱い性質を持っている為、番茶を冷水でいれたお茶が最も有効に血糖値を下げたのでした。