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細胞が血液の中からブドウ糖を取り込んでエネルギーとして利用するのを助ける働きをしているインスリン。このインスリンの作用が不足するとブドウ糖を運べなくなり、血液中のブドウ糖濃度=血糖値が高いままになってしまいます。血糖値が高い状態が慢性的になることで糖尿病になるといわれています。(基準値は60〜109mg・126mg以上が糖尿病)
糖尿病には1型糖尿病と2型糖尿病があります。1型糖尿病は何らかの原因でインスリンの分泌能力が失われインスリン剤の使用が絶対に必要な病気。多くは小児期に発症します。2型糖尿病は1型とは逆に大人になってから発症する場合が多い。そのほとんどがインスリン非依存型糖尿病と呼ばれるもので、単に「糖尿病」と言う場合はこれを指します。
2003年糖尿病実態調査(厚生労働省)
2010年には糖尿病患者は1080万人を超えると予想されています。
最新の研究によると、糖尿病の発症を抑えるには、食後の血糖値上昇を抑えることが効果的で、特にα−グルコシターゼ阻害剤の投与は発症予防効果があるとされています。
食後の血糖値上昇を抑えることが、糖尿病発症予防に非常に効果的
(STOP−NIDDM報告書より)
STOP−NIDDM
アメリカの2002年に報告されたSTOP-NIDDM(Study TO Prevent NIDDM)40〜70歳、WHO1985年の診断基準でIGTであり、かつBMI:25〜40kg/m2、空腹時血糖値:100.8mg/dL以上の1,429例を対象としたもので、α-グルコシダーゼ阻害薬であるアカルボース群とプラセボ群に無作為に割り付け、平均3.3年追跡しています。
ご存知のように、現在、わが国では糖尿病が急増しています。それは自動車などの普及による運動不足や都市化によるストレス過剰などと共に脂肪の取りすぎが原因です。
また日本人は西洋人に比べインスリンの量は約2分の1でインスリン耐性が起こり易いことも原因です。また日本人では空腹時血糖値が正常値でも糖負荷時では高血糖と診断される人が多いことも分かってきました。
そのような高血糖は血管に損傷を与え、心筋梗塞、脳溢血、腎炎、がんなどを起こしやすいだけでなく、本格的な糖尿病、さらにはその合併症である網膜症、腎不全、神経障害などへ進むこともわかりました。
高血糖だけが悪さをするのではなく高脂肪のほうがさらに大きな悪さをします。脂肪をたくさん蓄えた脂肪細胞、特に内臓脂肪細胞はレプチン、アディポネクチン、ビスファチン、TNT-αなどの多くのアディポサイトカインというホルモン様物質を作り出し、肥満、糖尿病、高脂血症、高血圧など「死の四重奏」などと呼ばれる病気を引き起こします。日本人には西洋人に見られるような極端な肥満者がほとんどいません。これは極端な肥満になる前に病気になりやすいためです。特に糖尿病患者の高血糖を抑制するアカルボースを糖尿病になっていない予備軍の人たちに使うと糖尿病へ進むことを遅らせることが明らかにされています。
わが国では2001年の4月から「保健機能食品制度」がスタートし、血糖値が気になり始めた人に「食物繊維」「グァバのポリフェノール、小麦アルブミン、糖類のL-ラムノース、醗酵豆のエキスが特定保健用食品として認可されています。
DNJなどを含む食材は現在のところ健康補助食品に分類されていますが、クワの葉と共に高血糖値を抑制する食材として認められる日がくるものと期待しています。草津あおばな茶や料理などの利用を拡大し、糖尿病を減らすキャンペーンを進めていただきたいところです。
また草津あおばな茶を愛用し内臓脂肪を効率よく減らした例や喘息症状が改善した例などの報告を受けており、草津あおばなが食後血糖値を抑えると共に、アディポサイトカイン発現などのコントロールに関与しているのではと期待しています。
糖尿病を減らすためには、適度な運動と共にアメリカ型の高たんぱく高脂肪食を見直し、コメや野菜を中心にした日本食にシフトしていくことが求められています。草津あおばなを大切にされてきた草津の人たちが、草津あおばなに関する情報や料理などを活用しながら、糖尿病を減らす国家的キャンペーンのリーダーとしての役割を果たされることを期待しています。
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