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5分でできる糖尿病食事指導の早見表
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糖尿病食から糖尿病性腎症食,透析食まで
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定価(本体価格+税)
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ISBN
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発行年月
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3,360円
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4-524-23872-7
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2004年12月
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商品説明
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栄養士が常駐しておらず糖尿病の食事指導にじっくり時間をかけられない,指導内容がうまく伝わらないとお悩みの先生方に大変便利な早見表.指示カロリーごとに1枚の表仕立て.これを患者さんに渡し,表の中から主食,副食,調味料等の種類を選んで調理して食べてもらえば指示カロリー内に収まる仕立て.複雑な腎症食,透析食の指導もできる.
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【主要目次】
早見表の使い方
1. 早見表とは
2. 早見表を使った糖尿病食事指導の実際
3. 外食について
4. イラスト付き早見表について
早見表
糖尿病食
糖尿病性腎症食3期A
糖尿病性腎症食3期B
糖尿病性腎症食3期B(低たんぱく食品使用)
糖尿病性腎症食4期
糖尿病性腎症食4期(低たんぱく食品使用)
糖尿病性腎症食透析期
付録
早見表栄養成分一覧
糖尿病性腎症治療用食品製造・販売元一覧
【序文】
糖尿病患者数が増えています.推定では予備群を含めると1,600万人!糖尿病にかかる医療費は年間1兆円!しかも毎年5%ずつの増加だそうです.お金の大半は合併症の治療やインスリンや飲み薬に費やされます.一番お金がかからなくて効果の上がる治療法は何か.それは食事療法です.
日本には世界に誇るべき食品交換表があります.しかし,患者さんの多くが通院する一般診療所では指導するスタッフも指導に費やす診療時間も不足しています.外来で医師が1人の患者さんと話していられる時間は5分か10分がせいぜいです.患者さんの理解力もさまざまです.高齢者など,単位計算の理解を期待できない患者さんも少なくないのです.腎臓合併症が元で透析導入となる患者さんが毎年毎年1万人も出ています.そうならないために治療指針では,腎臓に合併症が出てきたらたんぱく制限食を指導するように勧めています.しかし,糖尿病食が理解できずに合併症を併発した患者さんにどうやって複雑な腎症食を指導したらよいのでしょう.
早見表はそのような状況のなかで,効率よく食事指導を行うツールとして工夫,改良,試行錯誤の末にできたものです.患者さんに単位,カロリー,たんぱく量などの概念の理解を求めず,1回の食事に「何を」「どのくらい」食べればいいのかをダイレクトに教えてしまう方法です.一度に食べる量を教えるだけなので指導はとても簡単です.たとえ1回1〜2分の指導でも,数回の指導で主食,副食,間食の食べ方を一通り理解してもらうことができます.「とりあえずごはんは1回に150gだから一度量ってみて」と早見表のコピーを1枚渡してお家に帰します.次にきたときは「ごはんでなくてパンを食べるときは食パン1枚半ですよ」と同じグループなら何を選んでもよいことを教えます.腎症のたんばく制限食も早見表の使い方はほとんど同じですから「腎症の食事指導は難しい!」なんてことは全然ありません.早見表を使えば,いつでも,どこでも,誰にでも,糖尿病食から腎症食,透析食まで食事指導ができるのです.今回の出版にあたって,管理栄養士の西村登喜子先生のご協力を得て早見表を使った調理例を掲載することができました.実際の調理例を参考にしてもらうことで糖尿病の食事療法がよりイメージしやすくなると期待しています.
早見表は簡単!でも食事療法はわかってからがつらいのです.誰でもおいしいものを食べたいだけ食べたいのです.ですから「早見表を渡したらそれでおしまい」では患者さんがかわいそう.早見表も憎まれ役になってしまいます.なんでも道具は使いようです.早見表が患者さんの幸せにつながるように,上手に使っていただけることを願ってやみません.
2004年11月
保坂嘉之
【書評1】
糖尿病外来には若い人から高齢者,そして,腎症や透析中の人などさまざまな合併症をもった人がくる.そんな忙しい糖尿病外来では短時間で効率よく,そして患者さんに満足してもらえるような栄養相談が求められている.
糖尿病の食事療法では,食品交換表が用いられることが多い.もともと糖尿病治療で用いられている食品交換表は,患者さんが食べている食品を6つの分類に分けるという大胆な発想からはじまっている.ところが,患者さんの中にはこの6つの分類を理解するのさえもむずかしいと感じている人もたくさんいる.もっと簡単に,そして効果的に糖尿病の食事療法を教える方法がないかと医療スタッフはいつも考えている.そんなときに役立つのが,この一冊である
この本の中には,簡単な指示カロリーの決め方など,保坂先生の日常診療にすぐに役立つノウハウが満載されている.小さなおばあちゃんには 1,200kcal,標準体型のおばあちゃん・やせさせたい中年女性は 1,440kcal,標準体型の中年女性・やせさせたい中年男性・標準体型のおじいちゃんは 1,600kcal,標準体型の中年男性・やせさせたい大柄の男性は 1,840kcal などである.
また,腎機能が低下し,食品交換表から腎症の食品交換表になったときに,指導に困る場合もよくある.そういった場合でもこの早見表はページをめくるだけで,「腎機能が低下してきましたので,腎臓を守るためにあなたにあった食事療法は・・・」と簡単に指導できるわけである.
ほかにも,主食,副食,調味料,間食という日常的な言葉だけを使用して,細かい分類には名前がつけられていない.このように,医学用語は難解と思われないように細部に工夫がほどこされている.見開きに 1 つのワンポイント・アドバイスには,栄養相談で使えるちょっとしたアイデアが紹介されている.この本を用いれば,5分間でも効果的に指導できそうである.「あなたは何kcal ですね.そうすると朝の主食は何にされますか? 副食は何にされますか?」とその人に献立を選んでもらうことができる.患者さんに尋ねることで,患者さんにあったヘルシーメニューができあがるわけである.
みなさんもこの糖尿病食事指導の早見表を用いて,上手に栄養相談をしてみていただきたい.必ず患者さんの満足度が上がることであろう.
評者● 坂根直樹(国立病院機構京都医療センター臨床研究センター予防医学研究室長)
臨床雑誌内科96巻4号(2005年10月号)より転載
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