| ―今日は「糖尿病食は健康食」というお話ですけれども、糖尿病といいますと、食事制限があってあまり食べられないとか、味がないとか、おいしくないとかいうイメ−ジがあるんですけれども。
|
| 水野 |
それは私はやっぱり努力が足りなかったと思うのです。お医者さんも栄養をあまり知らない、栄養士は調理をあまり知らない。調理する人は盛り付けを知らないというふうな具合で、それと今までは日本の医療というのは「病人はごちゃごちゃ言うな」というので推移してきているわけです。まずいというようなことを言うなと。ところがわたしは、それではこういう一生ついて回るような病気の場合には駄目だと思うんです。やっぱり糖尿食はおいしいというふうにならないといけないんで、しかも糖尿食というのは、40歳を過ぎたらみんな糖尿食でもいいわけなんです。つまり、健康食なんですから、糖尿食というのは、イコ−ル。そういうふうに考えて糖尿食のコンク−ルというのがしょっちゅう行われるとか、そういう世の中にならないと具合が悪いんじゃないかと思います。
|
| ―糖尿病の食事で制限されるものというのは、カロリ−というふうに考えればいいですか。 |
| 水野 |
そうなんですけれども、一番問題なのは炭水化物なんです。脂肪なんかむちゃくちゃ取るとか、塩分をたくさん取るとかいうのはほかの病気の問題もあるでしょう。だからそれは糖尿だけではないんですが、やっぱり非常に重要な点ではないかと思います。 |
| ―カロリ−をコントロ−ルすることで糖尿病食はうまく作れるということですか。 |
| 水野 |
私はそうだと思います。ところが、なかなか自分自身の力だけでパタ−ン認識ができるというのには、5年とか10年とかかかるんじゃないかと思うんですね。だから、やっぱりカロリ−の表示をレストランに行けば必ずしてあるというふうになれば、そこでやっぱり勉強する機会が、朝昼晩と毎日レストランに行かないかもしれないけれども、やっぱり出てくると思う。それから、そういうものを食べていれば家でやる奥さんの方も認識を持つようになるということがプラスだと思いますね。 |
| ―では先生、今日の「健康ワンポイント」をお願いします。 |
| 水野 |
「レストランと名が付くのは必ずカロリ−表示をする」。
|
| (2004年3月3日放送) |