糖尿病の治療は、第一に食事療法、第二に運動療法、第三、第四がなくて第五が
薬物療法といえます。自転車にたとえるなら「食事、運動」が車輪、「薬」が補助車と
いったところでしょうか。

いずれの治療をする場合でも、食事は基本となります。「糖尿病の食事」ときいて、
どんなものを想像しますか?これから、食事のポイントを少し説明しますが、
特別の事ではありません。健康を保つために、皆さんに実践してもらいたい内容です。
適正な食事量は年齢や性別、身長、体重などを考慮して決定します。ですから、
人によって違います。自分にあったエネルギーを摂る事が重要なのです。
食品に含まれる栄養素は、体の中で様々な働きをしています。
☆糖質を多く含む食品(ごはん、いも、果物、砂糖など)は、私たちが身体を動かす
のに必要なエネルギー源になります。果物は、糖分の高いものもありますが、ビタ
ミンの補給をに重要ですので、量を決めて食べましょう。
☆たんぱく質を多く含む食品は、血や筋肉をつくり働かせます。肉、魚、大豆、
卵などまんべんなく食べあわせる事が大切です。
☆脂肪を多く含む食品は、エネルギーが高いので、とりすぎに注意しましょう。
☆野菜、海草などは、ビタミン、ミネラル、食物繊維を主に含む食品です。
1日の摂取量は300g〜350gを目安としましょう。食物繊維は、糖分の吸収を
緩やかにする効果があります。
まとめて食べると血糖コントロールが乱れます。また、就寝前に食べると肥満しやすい
ので、夜食はやめましょう。
糖尿病とつき合っていくには、食事療法は大切です。自己流ではなく、栄養士の指導を
受ける事をおすすめします。
※平成14年5月に糖尿病食事療法のための食品交換表が改正されましたので、
一部変更します。