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糖尿病の食事療法

 

   

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最終更新日 08/11/03

 

食品交換表とは

日本糖尿病学会の「糖尿病食事療法のための食品交換表(第5版)」(文光堂,、825円、ポケット版631円、CD-ROM付2,800円)とは、糖尿病食の原則である「腹七、八分目」といわれる適正な量で栄養のバランスのよい食事の献立のための、ふだんよく食べられている一般的な食品約500種を選び作成されました。

3大栄養素の蛋白質、炭水化物、脂質の適正な摂取、並びにビタミン、及びミネラルの確保が容易にできるようができるように工夫されています。

この食品交換表は糖尿病だけでなく、一般的に見ても健康食、長寿食であり、生活習慣病、特に肥満のための食事療法のバイブルとしても有用です。この食品交換表は街の本屋さんでお求めになれます。

この表は、食品に含まれている主な栄養素によって、6つのグループ(表)に分けられ食品の種類と1単位(=80キロカロリー)ごとの量(g)が記載されています。同じ表の中で、単位数が同じであれば交換できます。したがって計量がポイントになりますので食品交換表および、食品用と体重用の2つの「はかり」が必要です。 

食品の分類
食品の種類
表1

主に炭水化物を含む食品

穀物、いも、炭水化物の多い野菜と種実、豆(大豆を除く)

表2

くだもの

表3

主にたんぱく質を含む食品

魚介、肉、卵、チーズ、大豆とその製品

表4

牛乳と乳製品(チーズを除く)

表5

主に脂肪を含む食品

油脂、多脂性食品、アボガド

表6

主にビタミン、ミネラルを含む食品

野菜、海藻、きのこ、こんにゃく

 

調味料

みそ、砂糖など

必要カロリーの決め方

1日の必要カロリーは標準体重1kg当りのエネルギー量として計算します。標準体重は、身長(m)×身長(m)×22で算出されますが、個々人の労働の程度で、1日の必要カロリーが決まります。ここをクリックすると標準体重が計算されます。

標準体重1kg当たりのエネルギー量(kcal)
軽労働
25〜35
中労働
30〜35
重労働
35〜45

また、生活習慣病を有する方は合併症などにより、その他の注意点が加わることがありますので、詳細は主治医、栄養士の方とよく相談して決めましょう。糖尿病性腎症による保存期腎不全を合併している場合にはカロリー制限に加え、蛋白制限などが加わります。詳細はここをクリックしてください。

一般的に肥満の方は 25キロカロリーから始めるとよいでしょう。糖尿病を合併し、やせている人と若い人の場合は 30キロカロリーを目安とするとよいでしょう。中高年で肥満気味の2型糖尿病では女性で1400kcal、男性で1600kcal前後が平均的でしょうか。

標準体重が分かった人は必要カロリーをここをクリックして電卓で計算してみましょう。

1200kcal〜2000kcalの配分の目安例と計算のコツ

分類

1200

1400

1600

1800

2000

表1

穀物、いも等

7

9

11

12

13

表2

くだもの

1

1

1

1

2

表3

魚介、肉、卵等

3

4

4

5

5

表4

牛乳と乳製品等

1.4

1.4

1.4

1.4

1.4

表5

油脂、多脂性食品

1

1

1

2

2

表6

野菜等等

1

1

1

1

1

調味料

みそ、砂糖等

0.6

0.6

0.6

0.6

0.6

合計単位

15

18

20

23

25

糖尿病の食事療法の献立の1200kcalは奇数番表1、主食の「穀類」(ごはん軽く3杯で7単位)に主菜・副菜として表3から3単位と表5の調理油脂1単位の小計5単位を選択して献立を考えると分かり易いと思います。

それに偶数番表2の果物(1単位)と表4の乳製品(牛乳約200ccで1.4単位)は間食と考え、最後に表6の野菜300g(1単位)を3食に配分します。1400kcalと1600kcalでは1200kcalに表1、主食をそれぞれ2単位と4単位を追加するだけですので簡単ですね。実行はたいへんですが!

その他の生活習慣病の食事療法関連内部リンク

1)糖尿病性腎症の食事療法 糖尿病性腎症による保存期腎不全を合併した場合の食事療法

2)肥満症の食事療法 カロリーブックや電卓いらない肥満症治療専門家のおすすめの1200kcal、3ヶ月ダイエット

3)高脂血症の食事療法解説 勧める食品、避ける食品のカロリーも表示している。

4)高尿酸血症の食事療法の解説

5)塩分制限(高血圧、心不全、腎不全)の解説

6)飲酒と循環器病

カロリー計算関連外部リンク

グリコの「すぐわかる栄養成分ナビゲーター」

生活習慣病予防のための栄養学リンク

働き盛りの栄養学

女子栄養大学大学院教授香川靖雄先生が日経新聞に連載したコラムを転載

生活習慣病を予防する食生活:日本人は何を食べたらよいか

日本人の食文化に根ざしたかなり辛口の栄養学で、ハッとさせられるが食生活を見直す上での提案も多い。

 

謝辞:内容、イラストの一部は武田薬品工業(株)のご好意で「マンガでわかる生活習慣病」より一部改変転載