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今回は糖尿病の症状から始めましょう。
健康診断などで「糖尿病が疑われます」と言われても、大体の人は「まさか!!」と思われるでしょう。
それは自分では体の不調を感じないからではないでしょうか。
自分で感じる不調を自覚症状といいますが、糖尿病の初期では、この自覚症状がなく、検査をして初めて「糖尿病」と言われる場合がかなりあるのです。
糖尿病であることがわからず、長い期間放っておくと次の様な自覚症状が出てきます。
しかしこれらの症状が出てきたときには、糖尿病は進んでいることが多いのです。
糖尿病では、本来なら細胞に取り込まれてエネルギーになるべき糖分が、 インスリンの不足から細胞に取り込まれず、血中に余っています(高血糖状態)
それが長く続くと、体はたくさん水分を取って、おしっこをじゃんじゃん出すことで血糖を下げようとします。
食べても食べても細胞にはエネルギーが取り込まれず、体は弱っていきます。
細胞が弱ってくれば疲れやすかったり、傷が膿み易かったり、痩せてきたりします。
これが自覚症状となって現れます。
このような症状が出るということは、糖尿病が進行して体が対応(適合)しきれなくなり、ギブアップ状態であるということなのです。
どんな病気も治療は早い方がいいですね。
糖尿病においては、自覚症状のない段階から早期発見し、早めに食事療法や運動療法を始めることが大事なのです。
糖尿病と一口に言っても、その原因は様々です。
原因が違えば治療法も変わってくる、ということで糖尿病はいくつかに分類されています。
大きく分けると2種類になります。
生活習慣病(成人病)に含まれる糖尿病というのは2型の糖尿病を指しています。
日本では成人の糖尿病患者さんの約9割以上は2型糖尿病と言われています。
糖尿病の分類によって治療法は多少違ってきますが、血糖コントロールがうまくいっているかを知る方法は同じです。
病院ではどのような検査をしているでしょうか?
血糖測定は当然ですね。他によく聞く検査として、「ヘモグロビンA1c(HbA1c)」というものがあると思います。
これは何を調べているのでしょう?
人の血液の中には赤血球と呼ばれる細胞があります(血液の赤い色の元になっています)
この赤血球の中にヘモグロビンと呼ばれる成分があるのですが、このヘモグロビンは血液中の糖(グルコース)とくっ付いてしまう性質があります。
この糖とくっ付いたヘモグロビンを調べた結果がヘモグロビンA1cです。
大体過去1〜2ヶ月の血糖値の平均を反映しています。
| HbA1c(%) | 平均血糖値(mg/dl) |
|---|---|
| 4 | 60 |
| 5 | 90 |
| 6 | 120 |
| 7 | 150 |
| 8 | 180 |
| 9 | 210 |
| 10 | 240 |
HbA1cの正常範囲は「4.3〜5.8%」です。
糖尿病の場合の目標値は「6.5(または7.0)%以下」です。
今月のHbA1cは何%でしたか?