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糖尿病に気付いていますか? 〜自覚症状 症状 合併症 治療〜

治療方法について

糖尿病の治療には、食事療法、運動療法そして薬物療法がありますが、
食事療法は糖尿病治療の基本となります。

糖尿病の初期の段階であれば、
食事療法で糖尿病の進行を抑えることができ、
薬物療法が必要になっても食事療法により薬の量を減らすことができます。

食事療法

食事療法に重要なことはバランスの良い食事の中で、カロリーコントロールをしていくことです。医師により決められたカロリーの範囲内で食事を摂取していく必要がありますが、特別なメニューが必要な訳ではありません。炭水化物、タンパク質、脂質、野菜をバランスよく摂り、炭水化物、タンパク質、脂質の中でカロリーコントロールをしていくようにしてください。

野菜、きのこ類、海草類は食物繊維を多く含み、食物繊維には小腸からの糖の吸収を抑え、食後の血糖上昇を緩やかにする働きがあります。カロリーが低く食物繊維を多く含む食品は積極的に摂るよう心がけてください。

又、1日の食事はバランス良く3回に分けて摂るようにし、アルコールはできる限り控えてください。

運動療法

運動療法には食事で摂りすぎたカロリーを消費したり、血糖を下げたり、肥満を解消する効果があります。食事療法と併用することで、糖尿病の進行を抑えることができます。ただし、1型糖尿病や病状により運動をしてはいけないこともあるので、必ず医師の指示に従ってください。

薬物療法

食事療法や運動療法で十分な効果が得られない時は、薬物療法を行います。

ただし、1型糖尿病では食事療法や運動療法による血糖コントロールが難しいことから、最初の段階でインスリン注射を用います。

2型糖尿病の場合はまず経口血糖降下薬(飲み薬)を用い、それでも十分な効果が得られない場合はインスリン注射に切り替えるか、インスリン注射との併用を行います。

日本で最も多い2型糖尿病に用いる経口血糖降下薬には5つのタイプがあり、それぞれに特徴があります。

2型糖尿病に用いる経口血糖降下薬

1.スルホニル尿素(SU)薬

食事療法等で血糖コントロールができなかった場合に第一選択薬として用いる。主に膵臓のβ細胞を刺激して、インスリンの分泌を促し血糖を下げる。

SU薬は血糖値に関係なく、常に膵臓のβ細胞を刺激してインスリンを分泌させ、血糖を下げる働きがある。逆に言えば、食事などにより高血糖な状態になっても、SU薬は空腹時と同じように働く為、食事による血糖上昇をうまくコントロールすることはできない。

〈主な副作用〉 低血糖(※1) 体重増加

※1低血糖 血糖値が60mg/dl以下(または50mg/dl以下)になった状態をいう。血糖値が下がりすぎると、空腹感や倦怠感が現れ、さらに下がると冷や汗が出たり、手指のふるえといった症状が現れる。これを低血糖症状といい、これらの症状が出たら早めに糖分の補給をしないと意識消失、昏睡へと発展していく。

2.ビグアナイド(BG)薬

肝臓からのブドウ糖の放出を抑えたり、腸からのブドウ糖の吸収を抑えたり、インスリンの働きを高める。インスリンの放出はされているが、その働きが悪くなっている患者に用いる。SU薬より血糖効果作用が弱い為、SU薬と併用して使用されることが多い。

〈主な副作用〉
乳酸アシドーシス(血液中に乳酸が増え、血液が酸性に傾き昏睡状態になる) 低血糖 食欲不振

3.α(アルファ)グルコシダーゼ阻害薬

腸からのブドウ糖の消化吸収を遅らせ、食後の血糖上昇を抑える。食事による血糖上昇をコントロールできる。

〈主な副作用〉
他の糖尿病治療薬との併用で低血糖 腹部膨満 放屁

※SU剤と併用している場合に、SU剤による低血糖が起こった時は、飴やジュースではブドウ糖への消化が遅れ、すぐに血糖があがらない。その為、飴やジュースではなく、ブドウ糖を摂取する必要がある。

4.インスリン抵抗性改善薬

肝臓や筋肉におけるインスリン抵抗性を改善し、ブドウ糖を取り込みやすくする。

〈主な副作用〉 心不全の悪化または発症 浮腫

5.速効型インスリン分泌促進薬(フェニルアラニン誘導体)

膵臓に働きかけてインスリンの分泌を促す。SU薬より即効性があり、かつ持続時間が短い為、食事による血糖をコントロールしやすい。

〈主な副作用〉 低血糖 肝機能障害 心筋梗塞

6.インスリン製剤

インスリン分泌機能が低下している1型糖尿病患者や、経口血糖降下薬では十分に血糖コントロール(※2)ができていない患者に使用する。速効型、中間型、遅効型などがあり患者のインスリン分泌量により使い分ける。

※2血糖コントロール 糖尿病の治療において血糖コントロールは重要です。自分自身で血糖の管理をすると、食事でのカロリーオーバーや、体調異常による血糖の変化にすぐに気付くことができ、食事の調節やインスリンの調節が可能になります。また、風邪や下痢などちょっとした病気によって起こる血糖の乱れ(シックデイと呼ばれます)にも、対応しやすくなります。家庭で血糖を測るには簡易血糖測定器が便利です。

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